Contents
振袖選びのコツ
振袖選びのコツは4つあります。
- 肌タイプ
- 身長(体型)
- 好きな色
- なりたいイメージ
この4つの中で、自分が振袖を選ぶ時に参考にしたい項目や、イメージしやすい項目をチェックして振袖を選ぶ際の参考にしてくださいね!!
その1 肌タイプ(パーソナルカラー)に合わせる
肌や髪、瞳の色など生まれ持った体の色に調和する色、パーソナルカラーを用いて振袖を選ぶ方法です。
パーソナルカラーとは、肌の色と似ている色ではなく、その人の肌・瞳・唇などの色に調和する色(似合う色)を「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4つの色グループに分けたものです。
ネットや雑誌で紹介されている方法で自己診断をしてみたり、サロン等で専門家に診断してもらったりして自分が一番しっくりくるパーソナルカラーを見つけましょう。
スプリングタイプ
スプリングタイプの方は、ピンクやゴールドなど鮮やかな明るい色にすることで、お肌にツヤと血色感をもたらし、イキイキとした印象になります。桜や毬(まり)など丸みのある柄や、柄が金刺繍で縁取られている振袖がおすすめです。
サマータイプ
サマータイプの方は、水色や紫など涼しげのある色にすることで、お肌に透明感をもたらし、爽やかさと上品を兼ね備えた印象になります。柄は小さめでシンプルなデザインや、控えめな金刺繍の振袖がおすすめです。
オータムタイプ
オータムタイプの方は、ブラウンやカーキなど落ち着いた色にすることで、お肌に血色感をもたらし、穏やかで上品な印象になります。動きのある大きな柄や、マットな金で柄が施されている振袖がおすすめです。
ウィンタータイプ
ウィンタータイプの方は、青やワインレッドなど濃くはっきりとした色にすることで、お肌に透明感をもたらし、洗練された大人っぽい印象になります。無地やシンプルなデザインや、重厚感のある銀の刺繍が入った振袖がおすすめです。
その2 身長・体型に合わせる
背が高い方
背が高い方は、大きい柄や全体に柄が入っている振袖にすることで、スラリとした身長を生かすことができます。色は淡い白地系などにしてしまうとぼやけて膨張して見えてしまうので、引き締まって見える濃い色がおすすめです。
小柄な方
小柄な方は、小さめの柄の振袖にすることで、可憐な雰囲気を引き立ててくれます。縦のラインを強調するような縦に長い柄の振袖もおすすめです。色は淡い色にすることで大人っぽい印象を与えてくれます。
ぽっちゃり体型の方
ぽっちゃり体型の方は、小さすぎない柄で上半身に柄があまりない振袖にすることで、スッキリとした印象を与えてくれます。色は、青系や黒系など寒色系の濃い色がおすすめです。また、柄やベースの色を含めて色数が多くない振袖がおすすめです。
瘦せ型の方
痩せ型の方は、華やかな柄がたくさん配置されている振袖にすることで、女性らしいふんわりとした印象を与えてくれます。色は、ピンク系などの優しい色合いがおすすめです。
その3 好きな色で選ぶ
赤色・レッド系
振袖の定番の色であり、人気色として長年親しまれている色です。正統派の振袖をお探しの方におすすめです。赤色の振袖は、明るく華やかな印象を与えてくれます。
ピンク系
成人式だけでなく結納や結婚式でも人気の色です。やさしく女性らしい印象を与えてくれます。
黄色・イエロー系
個性的な印象の黄色ですが、流行であるモダンなデザインとも相性が良いので、着る人によって全く違った雰囲気になります。黄色の振袖は、明るく幸福感があり若々しい印象を与えてくれます。
茶色・ブラウン系
地味なイメージのあるブラウンですが何色と合わせても相性が良く、柄の色が綺麗に際立つ色です。ブラウンの振袖は色の合わせ方によって落ち着いた大人っぽい印象を与えてくれます。また、ビンテージっぽさを簡単にだしてくれるのもブラウン系の振袖です。
緑色・グリーン系
格調高さもあり、お洒落さもある近年人気が急上昇している色です。緑色の振袖は清潔感と落ち着いた印象を与えてくれます。また、色の濃淡によって可愛らしくも、大人っぽくも見せることができます。
青色・ブルー系
高貴で落ち着きのある色で、赤に次いで人気のある色です。青色の振袖は、柄の色や大きさ関係なく上品でクールな印象を与えてくれます。また、コーディネート次第で可愛らしくもカジュアルにも着こなすことができます。
紫色・パープル系
気品や高級感を感じさせる色です。紫の振袖は気品を感じさせる、大人っぽい印象を与えてくれます。また、華やかな柄ゆきでもベースの紫がシックなため全体的に落ち着いた印象になります。
白色・ホワイト系
結納や結婚式でも人気の色で、肌を明るく綺麗に見せてくれます。白色の振袖はピュアで女性らしい印象を与えてくれます。成人式という新たな第一歩への象徴として白を身にまといたいと思う方は多いのではないでしょうか。
黒系
女性を一番綺麗に見せてくれるといわれている色です。黒色の振袖は豪華で上品な印象を与えてくれます。また、柄の色や模様を綺麗に見せてくれるので、がらりと印象が変わります。
その4 なりたいイメージで選ぶ
なりたい振袖姿のイメージをはっきりさせることも大切です。
キュートな雰囲気
可愛らしい雰囲気の振袖姿にしたいのであれば、淡い白やピンクの地色に柄は小さめで、柄の数が多い振袖がおすすめです。柄は梅や桜、毬(まり)などの丸いイメージの柄がおすすめです。
大人っぽい雰囲気
大人っぽい雰囲気の振袖姿にしたいのであれば、黒や紺などの寒色系の地色に柄の大きさは大きめで、柄の数は少ない振袖がおすすめです。柄は椿や菊、少し強めな雰囲気にしたい場合は鳳凰や鶴などの柄がおすすめです。
個性的な雰囲気
自分らしさを前面にだせる個性的な雰囲気の振袖姿にしたいのであれば、思い切って柄のない無地の振袖がおすすめです。帯や小物、アクセサリーで印象ががらりと変わるのでコーディネートは着る方の数だけあります。
振袖を選ぶにあたって自分に似合う色、好きな色、体型に合う柄や色がなかなか決められないという方はなりたいイメージを考えることから始めてみましょう。
〈まとめ〉たくさん試着して、自分に似合う一着を見つけましょう
振袖を選ぶにあたって重要なポイントは「自分が着る」ということです。
自分が好きな色、なりたいイメージを明確にしてたくさんの振袖を試してみましょう。もし迷ってしまったら、ご両親やお友達、店舗のスタッフの第三者の意見も聞いてみましょう。
最高の一着を見つけて、最高の思い出にしましょう。
参考文献:トミヤママチコ(2019)『新役に立つパーソナルカラー』学研プラス